ARアプリを分類すると多岐にわたりますが、どのARアプリでも基本的な仕組みは共通しています。
まず、ARアプリでは新しいユーザーエクスペリエンスを向上させること目的として、AR技術を導入しているのが共通点です。
ARをユーザーに提供するためには、ユーザーが置かれている現実の状況を、デバイスから取得することが欠かせません。
そして、アプリによってユーザーに提供したいものが何かに応じて、ユーザーの状況に対応したレスポンスを出すのが基本です。
ユーザーが置かれている状況と、アプリによるサービス内容を統合するのが、ARアプリの役割と言えるでしょう。
ARアプリがユーザーの状況を把握するには、デバイスに取り付けられているカメラや位置情報などを利用します。
取得可能な情報を統合して処理し、解析した結果に基づいて、ユーザーが求めているレスポンスを示す仕組みとなっているのが一般的です。
ユーザーが何の目的でアプリを使用するのかが決まっているので、レスポンスの内容はアプリごとに異なります。
そのため、ARアプリの開発ではカメラなどからの情報解析が必須です。
そこで得られた解析を用い、ユーザーエクスペリエンスを向上させられるレスポンスを行います。
よく知られているのは、購入や登録などに導く一般的なアプローチでしょう。
ゲームアプリなどの場合には、ユーザーの状況に応じて違う楽しみ方ができるように設計するのが通例です。
このように、状況に応じた使い方をアプリ側で設計するのがARアプリの特徴となっています。